フリーランスが福利厚生を利用する方法
フリーランスも利用できる
福利厚生は企業が従業員やその家族に対して提供しているものなので、フリーランスは利用できないとイメージする人も多いでしょう。しかし、独自に福利厚生サービスに加入し、利用料金を支払えばフリーランスでも利用できます。クラウドソーシング事業者や公益団体などで福利厚生サービスを提供しているので、それぞれの特徴を理解した上で自分に合ったものを選びましょう。
クラウドソーシング事業者の福利厚生サービス
フリーランスが利用できる福利厚生サービスとしてまず挙げられるのが、クラウドソーシング事業者が提供するものです。飲食店やスポーツジムの利用、旅行優遇、育児介護サービスなど、全国の施設で利用できます。仕事に関するものでは、スキルアップに役立つ研修サービスや資格取得支援制度などがあります。法律や税務に関する無料相談サービスを設けているケースも少なくありません。クラウドソーシング事業者が提供する福利厚生サービスは、フリーランスならではの悩みをサポートするためのものが揃っています。
公益団体の福利厚生サービス
公益団体による福利厚生サービスの利用も検討しましょう。フリーランスを守ることを目的にした「フリーランス協会」や、商工会議所の「CLUB CCI」などが該当します。これらの団体では、保険会社と提携した障害補償、業務上の過誤に備えた賠償責任保険、働けなくなった場合の所得補償制度、コワーキングスペースの利用、健康診断などの福利厚生サービスを用意しています。フリーランスは個人でクライアントとやり取りをするため、双方の認識の違いによりトラブルに発展することも少なくありません。業務上のトラブルについては、会社員であれば法務部門が対応してくれますが、フリーランスは自力で解決しなければならず、一連のやり取りは非常に困難です。そういった時に、福利厚生サービスに加入していれば最小限の負担でトラブルを解決できます。また、フリーランスは確定申告をはじめとした税務面の管理も自分で行います。それらのサポートや相談窓口の設置などを通じて、フリーランスを後押ししてくれます。
まとめ
以上が、フリーランスが福利厚生サービスを利用する方法や、その内容です。会社員と同様かそれ以上の福利厚生が用意されているので、積極的に利用してください。フリーランスは誰にも縛られることなく働けます。しかし、その分リスクもあるので働きやすい環境を自ら整えなければなりません。そのためには福利厚生が必須です。賠償や税務面のサポートだけでなく、心身の健康に役立つ福利厚生サービスの利用も視野に入れて検討しましょう。